日本航空、羽田でスマート化推進、自動手荷物預け機など導入

  • 2019年7月25日

全面オープン後のイメージ(クリックで拡大)  日本航空(JL)はこのほど、羽田空港国内線のチェックインカウンターから搭乗ゲートに至るまでのサービスなどを最新技術によって一新し、スムーズ化・快適化して「JAL SMART AIRPORT」を実現するための取り組みを開始すると発表した。各エリアで段階的にリニューアルを実施し、2020年夏の全面オープンを予定する。また、21年を目処に新千歳・伊丹・福岡・那覇でも同様の展開を予定する。

自動チェックイン機と自動手荷物預け機のイメージ(クリックで拡大)  同プロジェクトでは「スマートに飛行機にお乗りいただく」ためのコンセプトとして、「スムーズにご移動いただける」「落ち着いてお手続きいただける」「手続き方法の選択肢が豊富である」「ニーズに合わせたサポートがある」「旅全体へサポートがある」の5つを設定。手荷物についてはスムーズな受託に向けて、手荷物タグを発行できる新型の自動チェックイン機と、自動手荷物預け機を導入する。

 チェックインや座席変更などの際にサポートが必要な人には、モバイル端末を携行した空港スタッフが対応。搭乗ゲートには最新型のゲート機を導入し、QRコードとICチップの読取精度を向上させるほか、人間検知技術により大人と子供の搭乗者数をチェックする。将来的には顔認証技術も導入する予定。

 「JALマイレージバンク」の上級会員組織である「JALグローバルクラブ」のカウンターについては、個室化するとともに、保安検査場と一体型のチェックインカウンターとしてリニューアル。北ウィングのカウンターは12月頃、南ウィングのカウンターは来年2月頃を予定する。