観光消費額、宿泊客実人数が過去最高 京都市の18年観光、客室数不足も緩和
京都市は7月3日、2018年1年間の観光客数などをまとめた観光総合調査結果を発表した。観光消費額は前年比16・1%増の1兆3082億円、宿泊客実人数は同1・6%増の1582万人と各項目で過去最高となるなど好調だった。
観光消費額の1兆円突破は3年連続。外国人宿泊客数は同27・6%増の450万人で宿泊客実人数の記録更新に寄与。宿泊客延べ人数も同4・1%増の2544万人となった。
一方で、観光客数は5275万人で3年連続の減少。過去最高だった15年から7・2%減少している。
宿泊施設は16年3月は約3万室だったが、今年3月で約4万6千室にまで急激に増加。観光客数に占める宿泊者数の割合を示す宿泊比率は15年の23・9%から18年は30・9%に高まり、アンケートで「宿泊施設を手配できなかったから京都に宿泊しない」と回答した外国人客の割合も15年の15・1%から9・4%にまで低下することを考えると、客室数不足は解消してきたと考えられる。
情報提供:トラベルニュース社