香港 / 逃亡犯条例改正に反対する「抗議デモ」当日及び発生後の状況について
現地時間昨日2019年6月16日(日)、香港にて行われた「抗議デモ」当日、及びデモ発生後の状況をお知らせいたします。
香港の「逃亡犯条例改正」に反対する抗議デモは、民間人権陣線(民陣)の呼びかけに応じ、香港島のいくつかの公園に集結。抗議の意味を込めた黒シャツを着用したデモ参加者は、15:00頃からセントラルの立法会に向けてデモ行進を開始し、一時はデモの末尾がノースポイントまで伸びたとのことでした。
参加者数は、主催者の民陣発表が200万人、現地警察の発表は33万8千人でした。
林鄭月娥合成長官は 今回の一連の問題に関し、政府の準備不足により香港市民に大きな矛盾と混乱を来たしたことを謝罪し、誠意を持って今後対応する旨を発表しております。
但し、デモを主導する民陣側は、法案の完全廃棄を要求しており、運動は継続すると見られております。
なお現在は、香港島セントラルを中心に概ね通常の香港に戻っております。
路上に居座るデモ隊の数は減りましたが、立法会ビル周辺の道路では未だ一部道路占拠が続いており、通行止めとなっております。
但し、観光等に影響の出るようなことはありません。
香港へのご旅行をご予定の方は、引き続きご注意ください。
また道路占拠が行われている場所へは、くれぐれも興味本位で近付くことのないよう、お願いいたします。
★参考:
* 6月13日発出情報(逃亡犯条例改正に反対する「抗議デモ」に伴う影響)
https://www.otoa.com/news_detail.php?code=35504
* 6月14日発出情報(逃亡犯条例改正に反対する「抗議デモ」に伴う影響‐続報)
https://www.otoa.com/news_detail.php?code=35515