アドベンチャー、18年度3Qは売上高3.6倍-通期は480億円へ
アドベンチャーはこのほど、2019年6月期第3四半期(18年7月1日~19年3月31日)の連結業績を発表した。売上高は前年比263.6%増の363億1200万円、営業利益は113.2%増の9億9500万円、税引前利益は110.7%増の9億5200万円、四半期利益は126.7%増の6億2000万円。親会社の所有者に帰属する四半期利益は125.3%増の6億2500万円、四半期包括利益合計額は606.9%増の6億1700万円だった。同社は今年度から国際財務報告基準(IFRS)を採用している。
大幅な増収の要因は「skyticket」の伸長に加えて、前年度に旅行業以外を含む数社を子会社化したことによるもの。同社は今年度も、大阪市の第1種旅行業者であるラド観光の買収などを発表している。取扱高は74.3%増の940億5900万円で、営業総利益は68.6%増の107億7008万円。販管費は65.2%増の97億7101万円で、うち広告費は47.3%増の64億4900万円だった。
なお、今年度の通期連結業績予想については、これまではskyticketの成長やM&Aなどにより「合理的な業績予想の算定が困難」であることを理由に記載していなかったが、「通期連結収益の予想が立ち、前期実績値と比較して10%以上増加する見通し」となったことから、売上高の予想値として155.5%増の480億円を開示している。なお、利益面については「通期の広告戦略に関する変動性が高い」として、引き続き非開示としている。