「碧き島の宿—」に改称 ホテル中の島、高級志向の宿へ転換/和歌山

 和歌山県那智勝浦町のホテル中の島は4月19日、名称を「碧き島の宿 熊野別邸 中の島」に改め、リニューアルオープンした。ターゲットを従来の団体客から個人客へ転換、高級志向の宿へと舵をきった。

 同館は約50年にわたり旧屋号で営業していたが、近年の団体客から個人客への旅行ニーズの変化、施設の老朽化などを踏まえ、高級和風リゾート旅館へのリブランドを決断した。

 リニューアルでは、従来の客室棟4棟のうち、3棟を解体。新客室棟「凪の抄」に一新した。

 「凪の抄」は鉄骨3階建てで客室は10室。「山の熊野」「海の熊野」をテーマにした和モダンスタイルで、広さ40平方メートルのベッド2台のスタンダード、これに補助ベッド1台を加えたスタンダードユニバーサルをベースに、スタンダードコーナー、デラックス、デラックスコーナーの順に広くなる。全室がバルコニーに露天風呂を備える。1泊2食3万円から。

 残る1棟「潮聞亭」は従来の高級志向をそのままに、温泉施設を一部改修して営業を続ける。

 いずれの棟も客室は全室禁煙となる。


情報提供:トラベルニュース社