楽天、ぐるなびの筆頭株主に、提供強化めざす
楽天は5月13日、昨年7月に資本業務提携契約を締結し、第2位の株主として株式の約10%を保有しているぐるなびについて、5月下旬までに議決権割合を15%にまで引き上げると発表した。同社の筆頭株主で、現在は株式の17.74%を保有する代表取締役会長の滝久雄氏から株式の一部を譲受する。楽天は筆頭株主となる予定で、両社は7月から提携の強化に向けた協議を開始する。
楽天は昨年の契約締結後、翌8月にはぐるなびの発行済株式総数の約10%を取得し、10月には会員IDの連携を開始。ぐるなびのネット予約で楽天スーパーポイントの積算を可能にするなど、業務提携を進めていた。
楽天は今後、ぐるなびに役員を2名から3名程度派遣。ぐるなびは執行役員体制の強化に向け、業務執行取締役の廃止や執行役員への権限移譲などによる経営体制の変更を実施するという。