アクセス、カンタス航空のNDCシステムと契約、8月から

  • 2019年5月13日

 アクセス国際ネットワークは5月10日、このほどカンタス航空(QF)の「Qantas Channel」に関する契約を締結したと発表した。Qantas Channelは、QFが8月1日から旅行会社向けに提供するNDC規格に基づく新システム「Qantas Distribution Platform(QDP)」を利用するための契約で、登録した旅行会社はQDPから供給される、従来よりも幅広い運賃や新たなコンテンツを販売できるようになる。

 アクセス国際ネットワークは日本発のGDSでは初めて、QFから「テクノロジーパートナー」の認証を受け、旅行会社は今後、AXESSを介してQDPへの接続が可能になる。発表に際して同社は「次世代の流通規格となるNDCも新たなコンテンツの1つとして、旅行会社のワークフローを変えることなく、今後も既存のプロダクトと連携して予約から精算までをトータルでサポートする」とコメントしている。

 なお、QFによれば、Qantas Channelを締結しない旅行会社については、8月1日以降にGDS経由でアクセスする場合、従来のコンテンツの一部やQDPを介した新しいコンテンツにアクセスできなくなる予定。さらに、GDSで予約する場合は1区間1名あたり17.50豪ドルの「チャネル利用料金」が発生する(関連記事)。