新会長に田中副会長(日昇別荘)を選任 全旅連JKK、19年度総会開く

 JKK(全旅連女性経営者の会、85会員)は4月17日、東京・平河町の都道府県会館で2019年度総会を開き、18年度事業報告と決算、19年度事業計画と予算を審議、承認した。任期満了に伴う役員改選では松崎久美子会長(熊本県黒川温泉・旅館ふもと)が退任し、新会長に田中美岐副会長(京都市中京区・日昇別荘)が選任された。

 退任する松崎会長は「経営において女性は、最強のパートナーになれると信じています。これからもがんばることで地域を明るくしていきたい」と今後を語り、田中新会長は「新元号の令和の年の就任に心が引き締まる思いです。女性たちのしなやかな強さで、新しい年を一歩ずつ進んでいきたい」と抱負を述べていた。

 勉強会開催と社会貢献事業を中心にした活動で、女性が働きやすい職場環境の向上や、宿泊業界の社会的地位の向上に努めているJKK。19年度は「皆で、一歩を踏み出そうではありませんか」をスローガンに諸事業に取り組む。

 主な活動は(1)勉強会とメーリングリストやフェイスブックなどを活用した情報交換(2)労働環境、生産性向上(3)ピンクリボン活動(4)会員の増強(5)活動の内外への発信―など。このうち研修会は年3回行い、第1回目を7月9日に福岡県原鶴温泉の「ほどあいの宿六峰舘」で開くことを決めている。館内見学や六峰舘の井上善博社長(全旅連副会長、福岡県旅館ホテル生活衛生同業組合理事長)の講演を予定している。

 インバウンド対策や東京オリンピックなど大規模な国際イベント、キャッシュレス環境の進展などについて情報収集に努める。

 また、社会貢献事業では、乳がんの早期発見の大切さを伝え、検診受診率向上を目指すピンクリボン運動に、引き続き取り組んでいく。


情報提供:トラベルニュース社