18年のビザ発給件数は18.5%増、8割が中国-外務省調べ

  • 2019年5月7日

 外務省がこのほど発表した2018年の全在外公館におけるビザ発給数は、前年比18.5%増の695万2804件で今年も過去最高を記録した。ビザ取得要件の緩和や訪日プロモーションなどにより訪日外国人旅行者数が引き続き増加していることを受けたもので、伸び幅は前年の9.1%増の倍以上となった。なお、日本政府観光局(JNTO)によれば18年の訪日外客数は約8.7%増の3119万1856人。

 総発給数の78.3%を占める544万7097件は、中国国籍者に対するビザ発給。そのうち観光客向けの団体観光ビザ、個人観光ビザ、数次ビザなどの発給数の合計は、過去最高の約488万件で総発給数の7割を占めた。2位以下はフィリピン、ベトナム、インドネシアと続き、4ヶ国の国籍者に対する発給数が全体の9割を占めたという。