ANAとJAL、GWの国際線予約は5.9%増、予約率3.0pt増
全日空(NH)と日本航空(JL)が4月19日に発表したゴールデンウィーク(4月26日~5月6日)の国際線の予約状況で、2社の予約人数の合計は前年比5.9%増の60万7918人となった。座席数は2.0%増の74万4440席で、予約率は3.0ポイント増の81.7%だった。
NHの座席数は1.0%増の40万4545席、予約人数は4.6%増の32万879人で、予約率は2.7ポイント増の79.3%。JLは座席数が3.2%増の33万9895席、予約人数が7.3%増の28万7039人、予約率が3.2ポイント増の84.4%だった。予約人数は座席数で大きく上回るNHの方が多かったが、予約率はJLに軍配が上がった。
NHの方面別の予約人数は、いずれも前年から増加。最も予約人数が多かったのは「アジア・オセアニア」で2.1%増の13万5413人、最も伸び率が高かったのは「欧州」で15.5%増の3万981人だった。予約率とその伸び率の1位はともに「中国」で、10.6ポイント増87.8%。5月24日からA380型機を投入する「ハワイ」の予約数は0.1%増の1万3117人で、予約率は0.2ポイント減の81.1%だった。
JLの予約人数で最も多かった方面は「東南アジア」で6.6%増の8万145人。人数の伸び率が最も高かったのは「韓国」で28.2%増の1万9327人だった。予約率とその伸び率の1位は、NHと同様に「中国」で10.1ポイント増の94.3%。提供座席数を大きく減らした「グアム」は予約人数こそ32.4%減の5775人だったものの、予約率は中国に次ぐ90.8%だった。
期間中のチャーター便は、JLが成田/コロール(パラオ)間で4便、成田/ローマ間で2便、成田/ミラノ間で1便を運航。臨時便は成田/ホノルル線を1便、グアム線を6便運航する。NHはチャーター便・臨時便ともに予定はない。
日本発のピーク日は両社ともに4月26日から29日までの4日間。日本着のピーク日については、NHは5月5日と6日を、JLは5月4日から6日までを挙げている。