東武トップ、2月取扱額8.9%減、海外国内訪日すべて減も「一過性」

  • 2019年4月23日
 東武トップツアーズの2019年2月の旅行取扱概況で、海外、国内、訪日、その他の部門を合計した総取扱額は前年比8.9%減の78億8923万円となった。国内旅行、海外旅行、訪日旅行いずれも前年を割り込んだ。ただし、同社経営戦略部によると主力の団体旅行で前年に大型案件を受注していた反動もあり、一過性の傾向と捉えているという。
 
 海外旅行の取扱額は10.3%減の21億5948万円。このうち団体旅行は13.1%減で、一般団体が13.6%減、教育旅行団体は10.7%減となった。企画旅行は11.0%減、企画商品以外の個人旅行は3.7%と全体であった。
 
 海外旅行の取扱人数は全体が9.9%減。このうち団体は12.2%減であったものの、方面別では中国が216.2%増、北米が201.8%増、グアム・サイパンが50.5%増、欧州・ロシアが38.7%増、台湾が32.0%増などと好調だったものの、得意とするハワイ、東南アジアが前年を下回ったという。また、企画商品は全体が12.9%減となったが、シンガポールが8倍と大幅に増加し、このほか韓国が40.7%増、グアム・サイパンが18.6%増、香港が13.5%増と2桁の伸びを示した。
 
 国内旅行の取扱額は7.0%減の53億3905万円。このうち団体旅行は6.4%減で、内訳は一般団体が2.1%減、教育旅行団体が12.6%減だった。企画商品は8.6%減で、企画商品以外の個人旅行は7.7%減。このほか、訪日旅行は20.7%減の2億8191万円となった。