エイチ・アイ・エス（HIS）の今年2月の旅行取扱状況によると、海外旅行・国内旅行・外国人旅行の3部門を合計した総取扱額は前年比6.9％増の462億6857万円となった。HISと同社グループのオリオンツアー、クオリタ、クルーズプラネット、ジャパンホリデートラベル、ミキ・ツーリストの6社について、社内取引を相殺したうえで合計したもの。

　主力の海外旅行は6.4％増の373億1543万円で、欧州が引き続き好調に推移したほか、昨年は平昌冬季五輪に伴い座席供給環境が悪化していた韓国が回復した。方面別では欧州・中近東・アフリカが18.8％増となったほか、北米・中南米も13.8％増と2桁増。商品別では手配旅行が2.9％減となった一方、企画旅行は13.8％増と好調で、販売チャネル別では店舗が2.6％増、オンラインが21.0％増となった。

　国内旅行は2.2％増の55億1209万円で、雪まつりが開催された北海道が15％増。チャネル別ではオンライン販売が11%増と引き続き好調に推移した。

　外国人旅行は22.6％増の34億4105万円で、春節により中国本土からの訪日旅行者が好調に推移したことなどで、2割増となった。