JTB、「インフラツーリズム」推進 宮崎でダム観光などツアー化
JTBは、宮崎県の地域活性化を目的として宮崎交通、ソラシドエア(6J)、九州電力と提携し、ダムや発電所などの電力インフラを観光資源とした「インフラツーリズム」を推進する。九州電力と共同で昨年11月にダムや周辺地域を訪れるツアーを実施して好評を得られたいい、新たな提携先の強みも生かして需要の拡大をめざす。
具体的には、JTBは全国の販売網やノウハウを、宮崎交通はバス事業や地場での旅行事業のノウハウを活用。また、九州電力はダムや発電所を観光素材として提供するほか社員によるガイド、さらにダムの巡視点検作業を体感できる「キャットウォーク」の歩行体験などを提供するほか、グループ会社の旅行事業のノウハウも生かす。6Jは航空輸送に加えて首都圏や機内でのピーアール面で貢献する。
第1回と第2回のツアーは3月22日に販売を開始しており、第1回は九州電力の上椎葉ダムと塚原ダム、山須原ダムなどを訪問。第2回では一ツ瀬ダム、小丸川発電所、送配電設備などを見学する。
旅行代金は、宮崎発着限定の第1回ツアーで大人1名4万9000円。第2回の東京発着の場合は2名1室利用で大人1名7万7000円とした。募集は18歳以上に限定し、第1回が先着22名、第2回が45名に限定する。