JATA、「ハタチの一歩」4月から募集開始-3年続け欧米豪にも
日本旅行業協会(JATA)は若者の海外旅行促進のために立ち上げた「ハタチの一歩 20歳初めての海外体験プロジェクト」の参加者の募集を4月1日に開始する。旅行会社、航空会社、大使館、政府観光局、空港会社などの協力のもと、パスポートを所有していない全国の若者200名に、10月から12月にかけて、ほぼ無料で近距離アジアおよびグアムの12エリアへの海外旅行を提供するもの(関連記事)。
3月22日に受付用のウェブサイトをオープンするとともに、同日から羽田空港で開催される「もっと!海外へ2019~羽田から世界へ~」などで告知し参加者を募る。参加者は今年の10月に大阪での「ツーリズムEXPOジャパン」で結団式を催す予定で、来年3月には報告会を実施する。
訪問地は香港、マカオ、ベトナム、タイ(バンコク)、マレーシア(ペナン)、同(コタキナバル)、フィリピン(セブ)、グアム、中国(杭州・上海)、韓国(釜山・ソウル)、同(ソウル)、台湾(高雄・台北)。JTB、エイチ・アイ・エス(HIS)、KNT-CTホールディングス、日本旅行、阪急交通社、ジャルパック、ANAセールス、東武トップツアーズ、農協観光、名鉄観光サービスの10社が、成田・羽田・中部・関空発ツアーを催行する。
なお、3月14日のJATAの定例会見では、海外旅行推進部部長の權田昌一氏が同プロジェクトを3年間継続して実施する考えを説明。次回以降は遠距離の欧米豪も訪問地に含みたいという。蓄積したデータや調査・分析結果などは、観光庁や協賛企業と共有する。