豪ビクトリア州、18年は10%増の8万人超、豪全体の約2割に

  • 2019年3月3日

来日したサプライヤー6社の登壇者とビクトリア州政府観光局の高森氏(一番右) オーストラリア・ビクトリア州政府観光局は3月1日、現地から主要サプライヤーの来日にともない、ビクトリア州プロダクトセミナーを東京で開催、旅行会社から約80人が参加した。

 開会の挨拶でビクトリア州政府駐日代表アダム・ カニーン氏は、2018年9月までの1年間で、日本からビクトリア州への訪問者数が8万1500人となったことを公表。続いて登壇したビクトリア州政府観光局日本局長の高森健司氏は、「日本人訪問者数は前年同期比10.9%の増加で、ニューサウスウェールズ州やクイーンズランド州の伸び率を上回った。オーストラリア全体でのビクトリア州のシェアは19.5%となり、過去最大となった」と説明した。

 好調さの背景について高森氏は、「カンタス航空と日本航空による直行便就航、メルボルンビクトリーに所属する本田圭佑選手や全豪オープンテニスなどメディアを通じたメルボルンの認知度向上、旅行会社のサポート」と分析。また、最近の傾向としては従来の女子旅や熟年旅に加えて、視察旅行やインセンティブも増加していると述べた。

 高森氏はホテル事情にも触れ、メルボルンには3ツ星から5ツ星クラスのホテルが300軒、客室数で3万室以上があるが、今後2年から3年でリッツ・カールトンやWホテル、シャングリ・ラなどのホテルが開業予定であるという。さらに、新プロダクトのニュースとして、中心地の同一ビルに入るアイビスとノボテルの各ホテルが2018年11月に開業したほか、「ハリー・ポッターと呪いの子」の舞台が2月23日から上演が始まり、ハリーポッターファンにアピールしていきたい、とした。

会場には約80名が集まった 続けて、高森氏はメルボルンのセールスポイントについて言及。ひとつにはメルボルンが英エコノミスト誌の調査で「世界で最も住みやすい街」に7年連続で選出された安全な街であること。さらに、洗練された街並みにストリートアートがあり、写真映えするスポットが多く、中心地の無料トラム、カフェ文化や120カ国もの多国籍料理が楽しめ、「町歩きが楽しいところ」と説く。

 このほか、80万人が集まる全豪オープン、F1グランプリ、メルボルンマラソン、メルボルンカップなどの国際イベントの実施、加えて、ヤラバレー、野生の宝庫フィリップ島、美しい海岸線グレートオーシャンンロード、リゾートエリアのモーニントン半島など郊外の観光地の魅力にも触れた。

 またビクトリア州からのサプライヤーとして、フレミングトン-メルボルンカップカーニバル、ランガムホテル・メルボルン、フィリップ島ネイチャーパーク、クラウンホテル・メルボルン、シャトー・イヤリング、パッフィンビリー鉄道の6社も登壇し、それぞれ独自のサービスやプログラムなどを紹介した。

 紹介された中の新しいプロダクトとしては、ビクトリア・レーシング・クラブでは各レース日に日本語で案内やガイドを提供する国際ビジターセンターが2018年にオープン。今後の開業では、フィリップ島ネイチャーパークで5800万ドルを投じたペンギンパレードビジターセンターが2019年8月に、パッフィンビリー鉄道はレイクサイド駅に2000万ドルをかけたディスカバリーセンターが2020年12月にオープンすることも公表された。