JTB、12月取扱高は3.9%増、プラスに回復-海外は7.7%増
JTBがこのほど発表したグループ12社の昨年12月の営業概況によると、海外・国内・国際旅行の合計は前年比3.9%増の1396億4700万円となり、6ヶ月ぶりに前年同月を上回った。海外旅行は7.7%増の487億7200万円で、3月から前年割れを続けていた国内旅行はプラスに転じ1.7%増の839億3900万円、訪日旅行などの国際旅行は6.2%増の69億3600万円といずれも増加した。
海外旅行のうち団体旅行の取扱額は14.0%増で、一般団体は6.8%増、教育団体は17.3%増。一方、企画商品は6.2%増で、このうちルックJTBとJTBお買得旅は5.6%増、メディア企画商品は24.2%増だった。
海外旅行全体の取扱人数は1.9%減で、出国日本人数に占めるJTBグループのシェアは1.9ポイント減の14.8%。方面別では「大洋州」の13.4%増を筆頭に、以下は「欧州」が8.8%増、「香港」が8.3%増と続いた。ルックJTBとJTBお買得旅の取扱人数は15.8%減で、方面別では「オセアニア」が11.2%増、「ヨーロッパ」が8.4%増、「韓国」が0.9%増とそれぞれ増加した。
国内旅行のうち団体旅行の取扱額は23.5%増で、一般団体は42.5%増、教育団体は0.9%増。企画商品は0.9%減で、このうちエースJTBは2.1%減だった。エースJTBの取扱人数は4.5%減で、方面別上位は6.2%増の「北海道」、0.8%増の「関東」など。
訪日旅行「サンライズツアー」の12月の人員ベースの予約実績は1.4%減で、2月2日時点の予約状況は2月が2.8%増、3月が2.2%増、4月が2.9%増。予約サイト「JAPANiCAN.com」の1月の人員ベースの予約実績は11.1%増で、2月1日時点の予約状況は1月が7.1%減、3月が2.2%減、4月が3.1%減となっている。