アドベンチャー、18年度2Qは売上高5倍超に、M&A多数で

  • 2019年2月17日

 アドベンチャーはこのほど、2019年6月期第2四半期(18年7月1日~12月31日)の連結業績を発表した。売上高は前年比413.7%増の210億2200万円、営業利益は74.7%増の5億4500万円、税引前利益は71.0%増の5億2100万円、四半期利益は78.2%増の3億3200万円、親会社の所有者に帰属する四半期利益は76.4%増の3億3300万円、四半期包括利益合計額は566.5%増の3億3300万円。同社は今年度から国際財務報告基準(IFRS)を採用している。

 なお、旅行のキャンセル後取扱高は35.4%増の435億2300万円。営業総利益は57.6%増の64億1500万円、販管費は56.2%増の58億7000万円で、うち広告費は40.0%増の39億8700万円だった。

 大幅な増収の要因は主力の航空券予約販売サイト「skyticket」の伸長に加えて、昨年に各種チケット販売や外貨両替事業を展開するコスミック流通産業、日本航空(JL)の認可代理店である第2種旅行業者のTET、海外高級ブランド品の買取・販売事業などを展開するギャラリーレアなど数社をそれぞれ子会社化したことによるもの。アドベンチャーはその後も、昨年11月には他社からファッションレンタル事業「EDIST.CLOSET」を買い取り、今年に入ってからは大阪市の第1種旅行業者であるラド観光の完全子会社化を発表している。

 なお、今年度の通期連結業績予想については、skyticketの成長やM&Aなどにより「合理的な業績予想の算定が困難」であることを理由に記載していない。今年度の方針としては「利益よりも成長を優先」し、「増収増益を目標とする」ほか、連結取扱高1000億円をめざすとしている。第2四半期の累計連結取扱高は約593億円。