DMM TRAVEL、アフリカで「本気の」企業マッチングツアー
DMM.comは昨秋に開始した「DMM TRAVEL」で今年の5月と6月、アフリカ進出を検討する日本企業向けの計2回の「本気のビジネスマッチングツアー」を催行する。単なる視察旅行にとどまらない、事業の具体化の情報収集やニーズの発掘、将来のビジネスパートナー候補との面談の機会を提供するもの。
「DMM TRAVEL」は同社が2015年に開始した現地スタートアップ企業への投資などからなるアフリカ事業「DMM.Africa」をルーツとする新事業で、スタディツアーなどに特化。これまでにはイスラエルやエストニア、インド、深センなどへのツアーも企画している。
今回発表したツアーでは、5月中旬に南アフリカ共和国を、6月上旬にアフリカ東部のケニアとルワンダを、それぞれ1週間程度の日程で訪れる。現地ではリープフロッグ(社会インフラ未整備の新興国で新たなサービスなどが一足飛びに広まること)の事例視察に加えて、スタートアップとのピッチコンテスト、有力企業とのビジネス面談、現地のテックイベントへの参加などを予定する。
なお、今回発表したツアーは、158ヶ国でコンサルティングファームなどを展開するプライスウォーターハウスクーパース(PwC)グループが日本で設立したPwCサステナビリティとの協業開始を受けたもの。両社は「現地の社会課題を解決することで市場のさらなる成長を促進し、自社の事業拡大にもつなげるWin-Winのビジネスを展開することが、アフリカにおいて長期的に事業を成功させる秘訣」と述べている。