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成田、18年総旅客数は5年連続過去最高、国際線は初の3500万人超

  • 2019年2月4日

 成田国際空港(NAA)によると、2018年の利用状況(速報値)で、国際線と国内線を合計した総旅客数は前年比5%増の4260万1130人となり、5年連続で過去最高を記録した。旅客便の総発着回数は2%増の22万7102回で、7年連続で最高値を更新した。

 旅客数のうち国際線旅客数は7%増の3535万2033人で、07年以来11年ぶりに最高記録を更新するとともに、初めて3500万人を突破した。日本人は5%増の1425万3701人で、3年連続で前年を上回った。外国人は12%増の1736万5312人で、5年連続で過去最高を記録。通過客は7%減の373万3020人だった。国内線の旅客数は4%減の724万9097人。

 国際線の方面別旅客数では、グアム線が15%減の41万8000人、太平洋線が1%減の362万7600人となった以外は前年を上回った。最も伸長したのはアフリカ線で、44%増の4万3600人。次いで韓国線が14%増の190万6400人、台湾線が11%増の147万9700人と続いた。

 旅客便のうち、国際線の発着回数は3%増の17万6409回。国内線の発着回数は4%減の5万693回だった。国際線旅客便の方面別の発着回数では、アフリカ線が29%増の486回、台湾線が10%増の1万5085回と2桁増に。グアム線、太平洋線は前年を下回った。

成田 路線別旅客便発着回数 2018年

路線旅客数前年比(%)発着回数前年比(%)
太平洋線3,627,600-45,300(-1)34,435-49(±0)
欧州線1,456,400115,500(+9)13,536363(+3)
アジア線4,410,000415,200(+10)42,6372,642(+7)
中国線2,089,300175,500(+9)25,436169(+1)
韓国線1,906,400231,900(+14)20,810873(+4)
台湾線1,479,700141,300(+11)15,0851,380(+10)
香港線1,526,200112,600(+8)13,510401(+3)
オセアニア線674,50017,500(+3)6,063294(+5)
グアム線418,000-76,200(-15)4,390-531(-11)
アフリカ線43,60013,400(+44)486110(+29)
その他2113(+163)
* 「その他」は関空、中部、羽田などの国内空港発着の定期路線で、NAAとして国際線扱いしているもの

 12月の総旅客数、総発着回数は12月として過去最高

 12月単月の総旅客数は5%増の354万3079人、旅客便の総発着回数は3%増の1万9323回となり、それぞれ12月の最高記録を更新した。旅客数のうち国際線は6%増の292万5965人で、日本人は7%増の114万8451人、外国人は5%増の144万3380人、通過客は5%増の33万4134人。国内線の旅客数は3%増の61万7114人だった。国際線旅客数、外国人旅客数、国内線旅客数は12月として過去最高を記録した。

 国際線の方面別旅客数では全方面で前年を上回っており、最も伸び率が高かったのはアフリカ線で44%増の5200人。台湾線が13%増の12万6400人、中東を含むアジア線が8%増の40万1100人、欧州線が8%増の10万500人などとなった。

 旅客便のうち国際線発着回数は3%増の1万4895回、国内線は3%増の4428回となり、それぞれ12月として過去最高を記録した。国際線旅客便の方面別の発着回数ではアフリカ線が29%増の54回、台湾線が14%増の1322回と2桁増加。太平洋線、オセアニア線、中国線で前年を下回った。

成田 路線別旅客便発着回数 2018年12月

路線旅客数前年比(%)発着回数前年比(%)
太平洋線275,800300(±0)2,789-106(-4)
欧州線100,5007,400(+8)1,06863(+6)
アジア線401,10031,000(+8)3,61087(+2)
中国線168,5002,600(+2)2,136-20(-1)
韓国線163,80011,200(+7)1,805109(+6)
台湾線126,40014,300(+13)1,322167(+14)
香港線133,0008,400(+7)1,17921(+2)
オセアニア線59,9003,100(+5)55013(-2)
グアム線42,0002,400(+6)38229(+8)
アフリカ線5,2001,600(+14)5412(+29)