KNT-CT、11月は2.7%増、海外・国内・外国人いずれも増加

  • 2019年1月21日

 KNT-CTホールディングスはこのほど、グループ会社14社の11月の旅行取扱概況を発表した。総取扱額は前年比2.7%増の483億7518万円で、内訳は海外旅行が2.6%増の140億5600万円、国内旅行が1.0%増の308億4648万円、外国人旅行が24.9%増の23億3346万円。海外・国内・外国人のいずれも増加した。

 海外旅行のうち団体旅行は1.2%減の49億5992万円。学生団体は修学旅行などの取扱人数増により、前月に続き好調で10.6%増の24億5875万円となったものの、一般団体は周年旅行の取扱減などにより10.6%減の25億118万円となり、団体旅行全体では減少した。

 企画旅行は1.8%増の58億4093万円で、ホリデイが6.8%増の13億175万円、クラブツーリズムが0.4%増の45億3084万円とともに増加。その他の企画商品は103.0%増の834万円。個人旅行は10.7%増の32億5515万円だった。

 同社によれば、ホリデイは一部においてクラツー商品への一体化の影響があるヨーロッパやオセアニアなどが減少したものの、その他は概ね好調。クラツーは北米やオセアニア、ハワイなどの低迷が続き、好調だったアジアの伸びが鈍化したものの、ヨーロッパが好調だったという。

 国内旅行のうち団体旅行は4.1%増の96億4597万円。一般団体は大型の企業系コンベンションなどの取扱増により1.0%増の39億6567万円となり、学生団体も修学旅行の取扱人数増により6.5%増の56億8030万円でともに増加した。

 企画旅行は1.3%減の172億480万円。メイトは1.2%減の54億5514万円、クラブツーリズムは1.5%減の117億229万円で、ともに減少した。メイトはふっこう割商品が順調に推移した北海道や九州方面は好調に推移したが、その他は低調。クラブツーリズムはバス旅行の低迷が続いているという。その他の企画商品は25.3%増の4737万円だった。個人旅行は3.7%増の39億9571万円。

 なお、訪日旅行などの外国人旅行については、スポーツ関連団体などグループ旅行の取扱が増加。個人旅行の宿泊商品やツアー型商品も好調だったという。

▽KNT-CTホールディングス、月次取扱額集計対象
近畿日本ツーリスト北海道、近畿日本ツーリスト東北、近畿日本ツーリスト関東、近畿日本ツーリスト首都圏、近畿日本ツーリスト中部、近畿日本ツーリスト関西、近畿日本ツーリスト中国四国、近畿日本ツーリスト九州、近畿日本ツーリストコーポレートビジネス、KNT-CT グローバルトラベル、KNT-CT ウエブトラベル、クラブツーリズム、ユナイテッドツアーズ、KNT商事