16年設立の国内地域航空会社が破産開始決定、就航果たせず

  • 2019年1月10日

 東京商工リサーチ(TSR)によると、2016年に東京で設立し、20年の路線開設をめざしていた地域航空会社のエア・リージョナル・ジャパンは12月26日、東京地方裁判所から破産開始決定を受けた。負債額は調査中。

 同社は全日空(NH)出身者が社長を務め、20年を目途に成田や関空から航空路線網が未発達な東北地方日本海側エリアなどへの路線を開設する計画で、関係各方面と調整を進めていた。しかし設立後の資本増強が進まず、関係者との調整も進展しなかったことから、事業継続を断念したという。