ANAとJAL、年末年始の国内線旅客は2.4%減、利用率は80.8%

  • 2019年1月7日

 全日空(NH)と日本航空(JL)が1月7日に発表した年末年始(12月28日~1月6日)の国内線の利用実績で、2社の旅客数は前年比2.4%減の256万2324人となった。座席数は1.5%減の317万1531席、利用率は0.8ポイント減の80.8%だった。

 NHは座席数が3.3%減の180万8063席、旅客数が4.1%減の145万462人、利用率は0.6ポイント減の80.2%となった。同社によれば、年末年始前後の3連休へ一部の需要が分散したことで前年を下回ったという。JLは座席数が1.0%増の136万3468席、旅客数は北海道の降雪の影響もあったが0.1%減の111万1862人とほぼ前年並みとなった。利用率は0.9ポイント減の81.5%。旅客数と座席数はNHが、利用率はJLがNHを1.3ポイント上回った。

 方面別では、NHの旅客数は座席減により全方面で前年を下回った。最も多かったのは「九州」で4.1%減の40万561人。最も落ち込んだのは「東北・北陸」で5.9%減の12万5793人だった。

 利用率が最も高かったのは「沖縄」で1.3ポイント減の86.8%。利用率が最も伸長したのは「北海道」で1.9ポイント増の81.3%となった。このほか、中部/羽田、成田線と羽田/八丈島線の「その他」も1.3ポイント増の81.2%と前年を上回った。

 JLの方面別旅客数で最も多かったのは「九州」で0.9%増の28万6471人だった。旅客数の伸び率の1位は「中国・四国」で4.0%増の15万8075人。最も落ち込んだのは「関西」で2.0%減の11万1222人だった。

 利用率が最も高かったのは「沖縄」で2.0ポイント減の89.9%。利用率が唯一前年を上回ったのは「東北・北陸」で、0.6ポイント増の77.0%だった。このほか、「北海道」が前年並みの82.5%だった。最も落ち込んだのは「沖縄」だった。

 なお、両社が12月21日に発表した予約状況からの増減は以下の通り。