阪急交通3社、10月取扱額は1割増、海外・訪日2割増
阪急交通社グループの今年10月の旅行取扱概況で、阪急交通社と阪急阪神ビジネストラベル、阪神トラベル・インターナショナルの3社を合計した総取扱額は前年比10.0%増の360億6638万円となった。内訳は海外旅行が21.1%増の181億1092万円、外国人旅行が23.5%増の5億9517万円、国内旅行が4.6%減の135億4490万円。
主力の阪急交通社は、海外旅行が23.1%増の179億5970万円、外国人旅行が26.4%増の5億9154万円、国内旅行が4.6%減の133億5530万円で、合計は9.8%増の319億654万円となった。海外はヨーロッパやアジアなどほぼ全方面が増加。一方、国内は一部の紅葉関連商品が人気を集めたが、取扱人数は前年並みだったという。訪日旅行などの外国人旅行は、欧米豪市場が前年を上回った。
阪急阪神ビジネストラベルは、海外旅行が13.0%増の40億8342万円、外国人旅行が74.3%減の363億円、国内旅行が0.7%減の3億2238万円。海外は9月の台風21号で延期となった出張が10月に延期されたことで好調。国内は、出張が低調だったが団体旅行が堅調で微減にとどまった。
阪神トラベル・インターナショナルは、海外旅行が22.3%増の3億2057万円、国内旅行が32.4%減の754万円。外国人旅行は扱っていない。