ワンワールドにロイヤル・エア・モロッコが加盟、20年半ば

  • 2018年12月6日

ATのB787-8型機  ワンワールドはこのほど、新たな正規会員としてロイヤル・エア・モロッコ(AT)が2020年半ばにも加盟すると発表した。同アライアンスにおいては南アフリカ共和国の地域航空会社であるコムエアー(MN)が、ブリティッシュ・エアウェイズ(BA)のフランチャイジーとして参加しているが、アフリカの航空会社による正規会員は初めて。あわせて、子会社のロイヤル・エア・モロッコ・エクスプレス(FN)もアフィリエイトメンバーとして加盟する。

 ワンワールドによれば、正規会員の加盟は6年ぶりとなる見込み。なお、今年6月には加盟会社の系列会社などではない、比較的小規模な航空会社にも門戸を開くための新制度「ワンワールド・コネクト」を発表し、フィジー・エアウェイズ(FJ)が加盟している。

 ATはアフリカにおける大手航空会社の1つで、2017年には730万人が利用。現在はカサブランカを起点に49ヶ国94都市に就航している。ATの加盟によりワンワールドは、南極を除く全大陸に正規会員を持ち、21ヶ国34都市の就航地を増やして187ヶ国1084都市をカバーすることになる。