「あいうえお」の郷でまちづくり 山代温泉、五十音学ぶツアーも/石川
石川県・山代温泉観光協会(萬谷正幸会長=瑠璃光)はこのほど、大阪市北区の大阪第一ホテルで観光情報説明会を開いた。50人が出席した。
萬谷会長は北陸新幹線について触れ「敦賀までの延伸工事が進んでいる。山代までは乗り換えになるが時間が短縮され便利になる。山代温泉にとって関西はもっとも大事にしたい」と語った。
また「あいうえお」の五十音図を作った薬王院温泉寺の住職、明覚上人にならって現在進めている「あいうえおの里構想」については「山代温泉を『あいうえおの郷』として発信し、加賀市全体を『にほんご文化の森』として地域振興を図りたい」と話した。
2019年4―9月には明覚上人の業績を学んだり謎を探るガイドツアー「『あいうえお』五十音図と明覚さんを巡る旅」を実施する。「所要時間は90分で販売価格は1千円。ぜひ旅行会社の皆さんに販売してほしい」と呼びかけた。
このあと加賀市で進めるご当地グルメ「加賀カニごはん」や団体旅行を提案する「MICE」などの取り組みなど最新情報を紹介。この日参加した各旅館は自館の特徴や魅力をアピールした。
意見交換会では「これまで知らなかった山代温泉の一面を知った。これを機会に山代温泉へぜひ送客したい」と旅行会社の企画担当者は決意を新たにしていた。
情報提供:トラベルニュース社