カンボジアのスモール・プラネット、成田定期チャーター延期へ
カンボジアの新興航空会社のスモール・プラネット・エアラインズ・カンボジア(RD)は、2月9日から運航する予定だった成田/シェムリアップ間の定期チャーター便を延期する。リトアニア民間航空局が11月28日、親会社にあたるリトアニアのスモール・プラネット・エアラインズ(S5)の運航を禁止したため。一部報道によればS5は破産申請する予定。
RDは2月9日から3月30日まで水・土曜日の週2便、同区間で定期チャーターを実施し、4月から定期便化する計画だった。予定機材はS5が12月に受領を予定していた全156席のA319型機。RDの日本地区総代理店(GSA)を務めるエアインターによると、すでに旅行会社への営業を開始していたが、まだ航空券は販売しておらず、現在は営業を見合わせているという。
同社によれば、RDはS5のグループ会社だが、S5による株式の保有率は10%程度で、他はカンボジアや中国の会社が出資している。現時点では成田線の計画はなくなっておらず、代替機を手配中で、RDがS5に代わりA319型機を購入して、チャーターを実施することなども検討しているという。