成田、10月の総旅客数・旅客便数ともに同月として過去最高

  • 2018年12月3日

 成田国際空港(NAA)によると、2018年10月の利用状況(速報値)で、国際線と国内線を合計した総旅客数は前年比5%増の360万5392人となり、10月として過去最高を記録した。国際線旅客数は6%増の298万6978人で、このうち日本人は8%増の119万664人、外国人は8%増の149万8080人、通過客は8%減の29万8234人。国内線の旅客数は1%増の61万8414人で、昨年の12月以来10ヶ月ぶりに前年を上回った。国際線旅客数、国内線旅客数、外国人旅客数は10月の最高記録を更新した。

 国際線の方面別旅客数では、アフリカ線が82%増の4000人と最も伸長したほか、韓国線が18%増の16万9800人、台湾線が12%増の12万5000人などとなった。唯一前年を下回ったのは太平洋線で、5%減の29万1000人だった。

 旅客便の総発着回数は3%増の1万9548回で10月として過去最高を記録。このうち国際線の発着回数は4%増の1万5166回、国内線の発着回数は前年並みの4382回だった。

 国際線旅客便の発着回数を方面別で見ると、アフリカ線が48%増の46回と伸長。台湾線も18%増の1340回で2桁増となった。前年を下回ったのは太平洋線と中国線で、太平洋線は2%減の2902回、中国線は1%減の2156回だった。

成田 路線別旅客便発着回数 2018年10月

路線旅客数前年比(%)発着回数前年比(%)
太平洋線291,000-16,700(-5)2,902-73(-2)
欧州線133,00012,000(+10)1,24658(+5)
アジア線365,90037,200(+11)3,627254(+8)
中国線173,7003,800(+2)2,156-29(-1)
韓国線169,80025,400(+18)1,813115(+7)
台湾線125,00013,100(+12)1,340203(+18)
香港線127,8005,600(+5)1,16034(+3)
オセアニア線58,900700(+1)5015(+1)
グアム線31,900800(+3)3727(+2)
アフリカ線4,0001,800(+82)4615(+48)