マリオット、スターウッド顧客情報が流出の可能性、最大5億人

  • 2018年12月2日
 マリオット・インターナショナルはこのほど、スターウッドのデータベースへの不正アクセスにより、9月10日以前の宿泊予約に関する顧客情報が流出した可能性があることを明らかにした。最大で約5億人の情報が含まれるという。

 同社は9月8日に社内のセキュリティツールからの不正アクセスの可能性に関する警告を受け取ったのち、社外のセキュリティチームを招聘。調査の結果、2014年からスターウッドのネットワークに不正なアクセスがあり、第三者による不正な情報コピーや暗号化がおこなわれていたことなどが判明したという。

 5億人の情報のうち約3億2700万人については氏名や住所、連絡先、パスポート番号などの個人情報を含んでおり、一部はクレジットカード情報も含むという。それ以外は基本的に氏名のみで、一部に住所やメールアドレスなど限定的な情報を含むという。

 同社はすでに、専用のウェブサイトやコールセンターを設けて、顧客へ対応を開始。また、利用者にはインターネット上のさまざまなウェブサイトを監視し、個人情報が漏れている場合などに警告を出す「ウェブウォッチャー」を無料で1年間提供するという。