10年ぶりホーランエンヤ 島根県、来年話題の観光素材アピール
島根県はこのほど、大阪市中央区のホテルニューオータニ大阪で観光情報説明会「しまね・旅の縁」を開いた。2019年の県内観光のトピックスを関西の旅行会社やメディア関係者にアピールした。地元関係者を含めて約270人が出席した。
説明会の冒頭、あいさつした溝口善兵衛知事は「この夏、6年ぶりのデスティネーションキャンーンの開催でしたが、直後に西日本豪雨に見舞われました。現在、ふっこう周遊割を活用し観光需要の回復に全力で取り組んでいます。来年7月から9月にはアフターDCを予定しており、島根の魅力ある観光素材を皆さんに紹介し、多くのお客様においでいただくよう努力してまいります」と話し、送客と情報発信を要請した。
このあと、県内3市の担当者がプレゼン。松江市では来年5月18—26日、日本三大船神事の一つ「ホーランエンヤ」が10年ぶりに開催される。100隻以上の船が行列をなす伝統芸能で、まつえ若武者隊の本間亀二郎さんは「370年続く祭りじゃ。桟敷席1千席を用意し、旅行商品化をし武者姿で呼びかけた。
県西部の大田市は、三瓶山エリアを中心にヘルスツーリズムを展開している。観光振興課の青木俊介さんは「地元の宿が毎月1回実施している『天空の朝ごはん』が人気です。来年からは旅行会社にも対応します。エネルギーをチャージする三瓶スタイルにご期待ください」。
浜田市は来年「開府400年祭」を展開する。開府400年推進室の川合香佳子さんは「全国のはまださんいらっしゃい事業など、まちづくりにつなげるきっかけにしたいと考えています」。
会場には、祖父が隠岐に在住し今年から「ご縁フルエンサー」に就任した俳優の玉木宏さんのポスターが多数掲出されていた。
情報提供:トラベルニュース社