アドベンチャー、18年度1Qは売上高4.3倍、営利3.2倍に
アドベンチャーはこのほど、2019年6月期第1四半期(18年7月1日~9月30日)の連結業績を発表した。売上高は前年比334.5%増の93億4100万円、営業利益は223.2%増の4億6200万円、税引前利益は222.2%増の4億5200万円、四半期利益は234.4%増の2億8900万円、親会社の所有者に帰属する四半期利益は230.5%増の2億9000万円、四半期包括利益合計額は874.0%増の2億9500万円。同社は今年度から国際財務報告基準(IFRS)を採用している。
台風などの自然災害の影響により、旅行のキャンセル後取扱高は38.0%増の238億8600万円に。営業総利益は59.4%増の34億2593万円、販管費は47.7%増の29億6300万円で、うち広告費は34.9%増の21億100万円だった。
大幅な増収の要因は、主力の航空券予約販売サイト「skyticket」の伸長や、今年1月に各種チケットの販売や外貨両替事業を展開するコスミック流通産業、ギフト券・商品券の販売サイトを運営するコスミックGCシステム、スポーツウェアの企画・製造・販売などを手がけるWundouを子会社化したこと。同社は6月には日本航空(JL)の認可代理店で大阪市の第2種旅行業者であるTET、11月16日には海外高級ブランド品の買取・販売事業などを展開するギャラリーレアも、それぞれ子会社化している。
なお、今年度の通期連結業績予想については、skyticketの成長やM&Aなどにより「合理的な業績予想の算定が困難」であることを理由に記載していない。今年8月の前年度業績発表時には、今年度は「利益よりも成長を優先」し、連結取扱高1000億円をめざすとしている。