日本空港ビル、18年度2Qは大幅増収増益、TIAT子会社化で

  • 2018年11月19日

 日本空港ビルデングはこのほど、2019年3月期第2四半期(18年4月1日~9月30日)の連結業績を発表した。売上高は前年比27.2%増の1374億2300万円、営業利益は92.1%増の129億6100万円、経常利益は34.4%増の117億6100万円、純利益は355.3%増の282億200万円。

 今年4月に東京国際空港ターミナル(TIAT)を連結子会社したことによる施設管理運営業と物品販売業の大幅な増収や、負ののれんによる特別利益の発生などによりから大幅な増収増益となった。また、国内では自然災害が相次いだものの旅客数は堅調に推移したこと、予定していた修繕費などの発生が下半期に変更になったことなども業績を後押しした。

 セグメント別では、施設管理運営業は営業収益が48.0%増の433億4300万円、営業利益が123.0%増の84億4600万円。成田・関空・中部でも展開する物品販売業は、営業収益が23.8%増の870億3400万円、営業利益が55.4%増の81億200万円となった。飲食業は、国内線ターミナルで一部店舗のリニューアルや工事に伴う閉鎖があったことから、営業収益が3.2%増の115億2300万円、営業利益が11.5%増の4億9200万円と微増にとどまった。

 通期の連結業績は、旅客数が当初の計画を上回ると見られることから全項目を上方修正。売上高は前回予想比4.2%増の2771億円、営業利益は5.9%増の217億円、経常利益は7.2%増の194億円、純利益は3.5%増の324億円にそれぞれ変更する。