JTBとAgoda、国内宿泊のウェブ販売拡大や仕入強化で提携
JTBとプライスライングループでAgoda.comを運営するAgoda Companyはこのほど、国内宿泊オンライン事業の拡大に向けた、包括的業務提携契約を締結した。デジタルマーケティングに強みを持つAgodaと、日本全国にネットワークがあり、宿泊施設の仕入れに強みのあるJTBの2社の協業により、日本人・訪日外国人向けの国内宿泊商品のウェブ販売の拡大と仕入れの強化をめざす。
具体的には、JTBのウェブサイト「るるぶトラベル」と「JAPANiCAN」を2019年12月をめどにリニューアル。リニューアルに向けて、2社で共同プロジェクト「ラボ機能」を展開する。20名規模のチームで、1年かけてビッグデータなどを活用して国内外の旅行者のニーズを分析。旅行者に最適なプランを提供するためのウェブサイトづくりなどに取り組む。
加えて、2社のサイトで販売する国内宿泊施設の仕入を強化。JTBでは2017年1月から、Agoda.comで国内宿泊施設を販売しているが、19年12月を目途に、さらなる取組強化を検討する。