中部、18年上期の国際線旅客は過去最高の304万人、9月も3割増
中部国際空港の2018年上期(4月~9月)の利用実績(速報値)で、国際線と国内線を合わせた旅客数は前年比5%増の620万3209人となった。このうち国際線は8%増の304万4452人となり、初めて300万人を超えるとともに過去最高を記録。国内線は2%増の315万8757人だった。
国際線のうち日本人旅客は7%増の152万9753人で、上期は全ての月で前年を上回った。外国人旅客は8%増の149万4877人で、8月は7%減の23万1400人と減少したが、その他の月は前年を上回る結果となった。通過客は5%減の1万9822人だった。
なお、旅客便の発着回数は、国際線が2%減の1万7894回、国内線が1%増の3万384回だった。
9月は国際線が大幅増、関空閉鎖の振替で
9月単月の国際線と国内線を合わせた旅客数は11%増の107万7747人。このうち国際線旅客数は、台風21号よる関空閉鎖により、航空会社各社の振替便や臨時便などが往復194便あったことで、30%増の57万7900人と大幅に増加。単月として過去最高を記録した。内訳は日本人旅客が21%増の30万3200人、外国人旅客が43%増の27万1200人、通過客が47%増の3500人。
国内線は5%減の49万9847人で、9月の台風や北海道胆振東部地震などの影響で、航空会社が往復約210便を欠航したことなどで前年を下回った。
旅客便の発着回数では、国際線が7%増の3062回と9ヶ月ぶりに増加。国内線は2%減の4781回となり、1年ぶりに前年を下回った。