ツアーGP、今年の大臣賞は南インド8日間、クラツー3冠

  • 2018年9月27日

表彰式後の記念撮影  日本旅行業協会(JATA)は9月22日、東京ビッグサイトで開催された「ツーリズムEXPOジャパン2018」において「ツアーグランプリ2018」の表彰式を開催した。旅行会社の企画力などの向上に向けて、海外・国内・訪日旅行の優れた企画旅行商品を表彰するもので、今年が25回目。対象は昨年7月から今年6月末までに催行されたツアーで、最優秀賞の「国土交通大臣賞」にはクラブツーリズムの「絶景・秘境の旅Grande 25周年記念企画 癒しの楽園南インド8日間」を選出した。応募総数は111点だった。

 そのほか、観光庁長官賞の海外旅行部門には同じくクラブツーリズムの「グリーンラインを越えて北キプロスまで訪問 キプロス1ヵ国周遊6日間」を選出。クラブツーリズムは国内・訪日旅行部門グランプリとあわせて3部門で受賞した。観光庁長官賞の国内・訪日旅行部門はワールド航空サービスの「日本旅百景スペシャルナイト『蝶々夫人の夜会』『ウィーンの調べ in 厳島神社』」だった。「ツアーグランプリ2017」の受賞商品は下記の通り。

▽JATA、「ツアーグランプリ2018」受賞商品
(受賞部門/ツアー名/会社名)
国土交通大臣賞/絶景・秘境の旅Grande 25周年記念企画 癒しの楽園南インド8日間/クラブツーリズム
主な受賞理由:シーズンオフの上期の販売につなげるべく、年間を通して温暖な南インドに特化。参加人数を抑えてガイドや宿泊地を厳選するなど、付加価値を高める努力にも取り組み、従来の商品から一歩踏み込んだ。

観光庁長官賞(海外旅行部門)/グリーンラインを越えて北キプロスまで訪問 キプロス1ヵ国周遊6日間/クラブツーリズム
主な受賞理由:「美しい村30選」のレフカラ村など風光明媚な見所の多いキプロスのモノツアーに挑戦。南北分断都市の北キプロスも日帰りで訪れるなど内容は充実しており、参加者数も300人近くに上った。

観光庁長官賞(国内・訪日旅行部門)/日本旅百景スペシャルナイト「蝶々夫人の夜会」「ウィーンの調べ in 厳島神社」/ワールド航空サービス
主な受賞理由:国内旅行の発展に向け「日本とヨーロッパの文化の融合」をテーマに企画。世界遺産のグラバー園や厳島神社でのコンサートという壮大なイベントを実現して好評を得た。訪日旅行への進化の可能性も感じさせた。

海外旅行部門グランプリ(パッケージ旅行部門)/日本航空国際線往復直行便利用! 絶景列車で巡るアメリカの旅9日間/阪急交通社
主な受賞理由:アメリカ西海岸のバラエティ豊かな景観を観光列車で楽しむ、という斬新な視点で提案。加えてビジネスクラスの利用を訴求し、実績につなげた。

海外旅行部門グランプリ(デスティネーション開発部門)/ベトナム航空チャーター便で行く!楽園リゾートフーコック島5日間/JTB
主な受賞理由:ベトナムの魅力の発掘に向け「最後の秘境」と称されるリゾート地のフーコック島に着目。関係諸機関とのピーアールに努め、リスクを伴うチャーター便を利用しながらも実績を残した。

海外旅行部門グランプリ(SIT部門)/カンボジアの小学校で花火大会! 子ども達に笑顔と感動を届ける5日間/エイチ・アイ・エス
主な受賞理由:昨年に同社が設立した学費無料の公立小学校を訪れるボランティアツアー。日本の学生が現地の子供たちとのふれあいを通じて学ぶツアーを、恒常的に実施している点も評価した。

海外旅行部門審査員特別賞/ベールに包まれた絶景・龍洲丹霞、雨岔峡谷と世界最大の黄色い瀑布・壺口瀑布の旅/日本橋トラベラーズクラブ
主な受賞理由:中国・陝西省にスポットを当て、新たな観光素材を発掘。いずれの観光地も米国と対比し、中国の利便性を強調するなど、ピーアールの方法もも工夫した。

国内・訪日旅行部門グランプリ/~通常は運行していない貨物線を走行~お座敷列車「宴」で行く【貨物線の旅】/クラブツーリズム
主な受賞理由:鉄道ファンの企画担当者による思いが随所に溢れた企画。鉄道ファンではない一般旅行者の知的好奇心をも掻き立て、「乗ってみたい」と思わせる魅力が感じられた。

国内・訪日旅行部門審査員特別賞/JOYFUL TRAINS/びゅうトラベルサービス
主な受賞理由:会社の強みを活かした、観光列車を利用する訪日旅行者向けの企画商品。ソーシャルメディアなどを活用して販売を拡大したこと、将来の地方分散化に向けて期待が持てることなどを評価した。