沖縄でLGBTイベント、観光関係企業も協賛多数-「ピンクドット沖縄」
9月16日、沖縄でLGBTをテーマとしたイベント「ピンクドット沖縄」が開催された。「ピンクドット」は、すべての人々にとって生きやすい社会を望む人やLGBTの支援者(アライ)らがピンク色のものを身につけて集まり、思いを共有して理解を深めようとするイベントで、沖縄ではさらにLGBTフレンドリーな沖縄の実現をめざしている。
「LGBTフレンドリーな沖縄」の目標に向けては、主要産業である観光業からも協賛を獲得。今年は日本航空(JL)や日本トランスオーシャン航空(JTA/NU)、カフーリゾートフチャク コンド・ホテル、ホテルパームロイヤルNAHAのほか、沖縄県ホテル協会、沖縄県ホテル旅館生活衛生同業組合、JTB沖縄、オキナワ グランメールリゾート、日本旅行、ロワジールホテル那覇、全日空(NH)、前田産業ホテルズ、沖縄ツーリスト、タスキ・ツアーズ、WAKONなども協賛。
会場では、著名人も登壇したトークイベントやLGBTのポートレートを撮影するプロジェクト「OUT IN JAPAN」の写真展が開催されたほか、協賛各社もブースを出展。トラベルビジョンの姉妹会社であるアウト・ジャパンも協賛、出展した。
また、假屋崎省吾さんやお笑いコンビガレッジセールのゴリさん、MONGOL800のキヨサクさんらもビデオメッセージを寄せ、さらに那覇や浦添の市長らは実際に会場を訪れたほか、沖縄観光コンベンションビューロー会長の平良朝敬氏も登壇して挨拶。平良氏は「いっぺーにふぇーでーびる(本当にありがとう)」と「うちなーぐち」で来場者に語りかけた。
なお、関係者によると、沖縄出身の女性グループMAXがステージに立つなどして注目を集めた昨年と比べて今年は地味との評価もあったが、会場となった場所でライブなどが開催できなくなったことが背景にある模様。そうしたなかでも、出展者や来場者がみんなで「ピンクカーペット」の上を歩くフィナーレやアフターパーティーで大いに盛り上がったという。