グアム政観、日本事務所を外注へ-日本重視は変わらず
グアム政府観光局(GVB)は9月3日、日本事務所の運営体制を再編成すると発表した。現在は直接運営しているが、マーケティング代行会社に外注する。これまでも日本以外の事務所はすべて外注しているという。
GVB会長のミルトン・モリナガ氏は発表文のなかで、「GVB日本事務所を閉じるわけではなく活動を継続することを明確にしておきたい」と強調したうえで、再編の目的は「より効率的かつイノベーティブに、そして現代の旅行に対して即応的」な体制を構築することであるとコメント。また、日本市場の重要性についても言及し、「日本人訪問者の増加に100%コミットしている」とも強調している。
GVBの日本事務所は1976年開設。GVB社長兼CEOのネーサン・デナイト氏は、日本事務所のスタッフに対して謝意を表明するとともに、体制のスムーズな移行を約束。代行先については近く公募を開始し、年明け早々に新体制での運営を開始したいという。なお、日本代表代理の金子宗司氏は新体制後もカントリーマネージャーを務める。
なお、今回の再編はGVBにとって日本市場の戦略的なリカバリープランの一環で、今後は座席供給量を回復させるための積極的なインセンティブの提供や、オンラインやソーシャルメディアを通した需要喚起などに取り組むという。