東武トップ、18年2Qは赤字拡大、海外・国内・訪日すべて減
東武トップツアーズは9月3日、2018年12月期第2四半期(2018年1月1日~6月30日)の業績を発表した。取扱高は前期比2.2%減の626億3800万円、営業収入は4.3%減の86億6400万円となり、営業損失は3億6000万円から8億7600万円、経常損失は4億5300万円から8億8500万円、当期純損失は2億7300万円から6億4700万円といずれも赤字幅を拡大。海外・国内・訪日旅行のすべてが減収となったことが影響した。
海外旅行の取扱高は5.8%減の145億4500万円、営業収入は15.7%減の16億2100万円。団体旅行は前年の大型団体の反動で減収となり、個人旅行も平昌五輪関連の販売などが好調で取扱高こそ増加したものの、同じく減収となった。
国内旅行の取扱高は2.6%減の433億800万円、営業収入は0.6%減の59億2200万円。団体旅行は一般企業など法人が堅調で増収となった一方、個人旅行は航空券・JR券や企画商品の販売が不調で減収となり、全体では減収となった。
訪日旅行の取扱高は26.3%増の36億3100万円、営業収入は3.1%減の5億6800万円。団体旅行は好調な一般団体が前年を上回ったものの、自治体・省庁の大型団体が下半期に移行したことで減収に。個人旅行についてはJRパスの販売が伸長し、大幅な増収だったという。
なお、各領域における取扱高と営業収益以外の数値や、2018年度12月期の見通しは未公表。