7月の訪日外客数は5.6%増、地震と豪雨で伸び鈍化
日本政府観光局(JNTO)によると、2018年7月の訪日外客数は前年比5.6%増の283万2000人(推計値)となり7月としての過去最高を更新した。1月からの累計も13.9%増の1873万900人となっている。
ただし、今年に入ってからの伸び率を見ると、1月が9.0%増であった以外は2桁増が続いてきたのに対して7月の5.6%増は明らかにブレーキがかかっている。これについてJNTOでは、6月に大阪府北部で発生した地震や7月の豪雨被害で需要に影響が出た可能性を指摘。
全体の4分の3を占める韓国、中国、台湾、香港の4市場では、韓国が5.6%減となったほか、香港も3.3%減と前年割れ。4ヶ国の合算では、1月から6月までの上半期累計が16.3%増であったのに対し7月は3.2%増にまで伸び率が鈍化している。