スクートが運賃値上げ、成田/台北で片道800円追加ー燃油高騰で9月から
スクート(TR)は、2018年9月1日から運賃を改定する。燃料費の高騰が続くなか、経営の合理化をはかるなどして運賃を据え置いてきたが、運航費用の32%を占める燃油費が前年より31%増加。「企業努力のみでは運賃の水準を維持するのは困難」と判断した。
日本発着路線における改定後の追加額は、成田/台北線、関空/高雄線、関空/バンコク(ドンムアン)線、新千歳/台北線で片道800円、成田/バンコク(ドンムアン)線、新千歳・成田・関空/シンガポール線、関空/ホノルル線で片道1600円となる予定。改定には関係国政府の認可が必要となる。
なお、TRは、シンガポール航空(SQ)グループのLCCとして2012年6月からサービスを開始。2017年7月にはタイガーエア・シンガポールと合併し、ブランドをスクートに統一した。日本発着路線も積極的に展開し、2018年6月には日本支社を開設している。