カンボジア / カンボジア王立鉄道、「ポイペト~プノンペン」間の長距離路線が開通!

  • 2018年8月3日

 「カンボジア王立鉄道」(Royal Railways of Cambodia)は、2018年4月にポイペト~シソポン間の運行を再開し、2018年7月04日にはさらに距離を伸ばし、首都プノンペンまでの長距離路線の開通を果たしました。

カンボジア王立鉄道は1970年代以降の内戦により荒廃し、長らく機能しておりませんでしたが、復旧作業が進み、ついにタイとの国境の町・ポイペト(タイ側の町はアランヤプラテート)~シソポン~バッタンバン~プルサト~プノンペンまでが一本で結ばれました。

 時速は45kmほど。ゆっくりのんびりローカル鉄道の旅をお楽しみいただけます。

 車窓からは、水田(雨季は特に美しいです。)や放牧された牛など、のどかな田園風景がご覧いただけます。

 ポイペト~プノンペン間は約15時間ほどですが、ポイペト~シソポン間の所要時間は1時間15分ほどの乗車なので、観光でご利用になるには、飽きずに乗車できるちょうど良い長さのこの区間がおススメです。乗車後はシソポンの名所である「プノン・チョンチアン」に立ち寄って見学をすることもできます。(所要1時間)
「プノン・チョンチアン」は、街の中心からほど近い場所にあり、小高い山全体が寺院になっており、階段で登った山頂からはシソポンの山、どこまでも平野が続くカンボジアの大地を見渡せます。またシソポンから車で片道1時間程度の「バンテアイチュマール」に足をのばすこともできます。「バンテアイチュマール」は12世紀後半の仏教遺跡で、美しい観世音菩薩のレリーフが有名です。

情報提供:エーペックスインターナショナル株式会社日本海外ツアーオペレーター協会