シルバーシー、RCL傘下で「将来にわたる成長」へ
米国マイアミに本社を置くロイヤル・カリビアン・クルーズ(RCL)は7月31日、シルバーシー・クルーズ株式の3分の2を取得し、RCL傘下に収めたことを明らかにした。
RCIでは、小型船分野に強みを持つシルバーシー・クルーズの実質的な買収により、クルーズ市場の主要セグメントすべてに対応する世界最大規模の客船会社となったと自負。RCL会長兼CEOのリチャード・D・フェイン氏も、シルバーシー・クルーズをグループ傘下に収めたことについて、「両社の組み合わせはクルーズ業界に強烈なインパクトを与えるもの」と強調している。
当局は、時価総額で約20億ドルにおよぶシルバーシー・クルーズ株式の66.7%をRCLが取得することを認可済み。シルバーシー・クルーズ会長のマンフレディ・ルフェーブル氏は株式の33.3%を保有して、そのまま会長にとどまる。
ルフェーブル氏は、「ロイヤル・カリビアン・ファミリーに加わることに興奮を覚えており、クルーズ業界のリーダーとして次章の扉を開け、シルバーシー・クルーズの将来にわたる成長を確かなものとしたい」と意欲を示している。