日本航空が新LCCの準備会社設立、今秋に詳細発表
日本航空(JL)は7月31日、2020年の夏ダイヤから運航を開始する予定の、新しい国際線中長距離専門LCCの準備会社として、「ティー・ビー・エル」を設立した。資本額は9億8000万円で、このうち資本金は4億9000万円。JLが100%出資した。代表取締役は元JLマイレージ事業部長の西田真吾氏が務める。同氏は8月に開催予定の1回目の取締会での指名を経て、社長に就任する予定。新しいLCCの詳細は、今年の秋を目途に発表する。
同日に開催した決算会見で、JL取締役専務執行役員財務・経理本部長の斉藤典和氏は、準備会社の社名について「To Be Launchedの略で、これから飛び立つ、という期待や高揚感を込めた」と説明。あくまでも準備会社の社名で、LCCの社名は今後決定するという。
準備会社はJAL成田オペレーションセンター内に入居。JLから数名のスタッフが出向する予定だ。斉藤氏によると、現在はJLが100%出資しているが、今後LCCについて検討を進める上で、他社からの出資を募る可能性があるとした。