楽天、ぐるなび株取得、飲食店予約で連携強化
楽天は7月27日開催の取締役会でぐるなびとの資本業務提携を決議し、30日付けでぐるなびの創業者である滝久雄会長から保有株式の一部を買い取り、発行済み株式の9.99%を握る第2位の株主となった。
今回の資本業務提携では手始めに飲食店の予約サービスにおける提携を強化。これにより楽天は、Eコマース、旅行予約サイト、格安スマホなどの多様なサービスを楽天IDと楽天ポイントプログラムで結び付ける「楽天エコシステム(経済圏)」の拡大をめざす。ぐるなびは消費者のさらなる利便性向上と外食需要の増大に繋げたい考え。
両社は、「ぐるなび会員」「ぐるなびポイント」を段階的に「楽天会員」「楽天スーパーポイント」へ統合するほか、サイト上の広告枠の販売や商材の販売促進などで協業を進めていく。
また、楽天トラベルで国内宿泊を予約した旅行者に対し、宿泊先周辺のレストランを勧めるサービスの実施も検討している。