デルタ航空とウエストジェットが共同事業計画、多方面で利便性向上めざす
デルタ航空(DL)とカナダのLCCであるウエストジェット(WS)がこのほど、共同事業(ジョイントベンチャー)の実施に向け正式に契約した。
既存のコードシェア提携を共同事業へと深めるもので、2017年12月に調印した覚書(MOU)に基づくもの。これにより、米国とカナダ間の旅行需要の95%をカバーする30都市以上へのアクセスが提供可能となるという。
DLとWSは今後、米国とカナダ両国の規制当局からの承認を取得後、コードシェアおよび米国/カナダ路線の拡大、マイレージプログラム相互利用の対応、ハブ空港での施設の共用、乗り継ぎや預入手荷物の取り扱いなどについて、さまざまな施策をともに進めていく。
なお、米国とカナダとの間では、スターアライアンスに加盟するユナイテッド航空(UA)とエア・カナダ(AC)も運航しており、現地では共同事業をめざす動きが報じられることもあるものの実現はしていない。