KNT-CT、4月の海外旅行は18.2%増、国内は3.5%減
KNT-CTホールディングスの今年4月の旅行取扱概況で、海外旅行の取扱額は前年比18.2%増の97億1261万円となった。このうち団体旅行は12.9%増の18億1544万円、企画旅行は20.3%増の47億5400万円、個人旅行は18.4%増の31億4677万円で、いずれも増加した。
団体旅行のうち、一般団体は企業系コンベンションや視察・研修などの取扱人数が増加し、取扱額も10.2%増の14億3623万円。学生団体は修学旅行以外の研修や留学で取扱人数や単価が伸長し、24.8%増の3億7921万円の大幅増となった。
企画旅行のうちホリデイの取扱額は6.9%減の9億4940万円。ミクロネシアやアメリカ、アジア方面などが好調に推移し前年を上回ったが、ハワイ方面などが減少した。
クラブツーリズムの取扱額はヨーロッパの南欧方面、オーストラリア、南米周遊など低調な方面もあったが、ヨーロッパ全般、カナダを含む北米、ハワイ、東南アジア、中国、ニュージーランドなど、全般的に概ね好調に推移し、 31.1%増の37億8416万円。
一方、国内旅行の取扱額は3.5%減の232億6957万円となった。このうち団体旅行は3.5%減の59億4431万円、企画旅行は4.5%減の136億1230万円、個人旅行は0.1%増の37億1296万円だった。
団体旅行のうち、一般団体は前年の大型団体の反動減の影響があったが、招待旅行や職場旅行などの取り扱いが増加したことにより7.1%増の23億3985万円に。学生団体は修学旅行や遠足などの取扱人数が減少し、9.3%減の36億447万円で前年を下回った。
企画旅行のうち、メイトの取扱額は2.8%増の40億2444万円で関東方面などが減少したが、北海道や東北、九州、沖縄方面などを中心に好調に推移した。
クラブツーリズムは7.6%減の95億5383万円で、バス旅行部門は全般において低調であった。バス旅行を除く国内旅行部門は、道東や関東、佐渡、東海、南紀、伊勢、関西など堅調な方面もあったが、全般的には低調であった。
このほか、外国人旅行は11.1%増の21億0215万円。個人旅行の宿泊やレイルパスの取り扱いが好調に推移した。