オール徳島で魅力発信 徳島県、東京で初の単独での商談会開く

 徳島県は5月15日、東京・目黒のホテル雅叙園東京で「オール徳島」観光説明会と商談会を開いた。飯泉嘉門・徳島県知事が地方創生の観点から観光施策や観光トピックスを紹介。懇親会では徳島を代表する夏祭りである「阿波踊り」が会場を盛り上げた。

 徳島県最大のイベントである阿波踊りについては、中止の可能性が報道されてきたが、主催者を徳島市などが加わった実行委員会に変更し、開催することが確定している。例年通り8月12―15日に行う。

 四国4県とJR四国などで構成する四国ツーリズム創造機構は、毎年、東京で四国観光商談会を開いているが、今回、徳島県は単独で観光商談会を開いた。旅行会社やメディアから132人、徳島県から県や観光関連団体、宿泊施設など観光関連事業者83人が参加した。

 飯泉徳島県知事は、LEDを中心に据えたデジタルアートミュージアム構想や4K徳島国際映画祭の開催などを紹介。また、阿波文化の4大モチーフとして阿波藍、阿波人形浄瑠璃、阿波踊り、阿波音楽イベントにも注目してほしいと要請した。

 地域別では東部エリアでグルメやレジャーを楽しむ交流施設「徳島新鮮なっとく市」の開設、西部エリアで外国人旅行者に人気の祖谷渓、南部エリアで鉄路と道路の両方を走行できるDMVの2020年までの営業運行などを紹介した。


情報提供:トラベルニュース社