JTBは、今年4月に設立されたDMC（Destination Management Company）の「阿寒アドベンチャーツーリズム」への追加出資を5月末に実施した。釧路市の阿寒湖温泉では、NPO法人の阿寒観光協会まちづくり推進機構が同地域のDMO（Destination Management／Marketing Organization）」として観光地づくりを全体的に管理。JTBは16年よりJTB総合研究所とともに、DMOの戦略策定や新たな事業の創出、観光コンテンツの開発、プロモーションなどの支援をおこない、DMC設立の際も発起人として出資していた。今回の出資で、JTBを含む道内外の民間企業・団体、金融機関などからの出資総額は4億円となる。

　JTBによれば、今後は阿寒アドベンチャーツーリズムで阿寒湖温泉およびその周辺地域の各種事業を推進。アイヌ文化や自然などを観光資源と位置づけ、『稼げる地域づくり』をめざす。