HISとANAHD、PDエアロスペースに追加出資
エイチ・アイ・エス(HIS)とANAホールディングス(ANAHD)は5月31日、有人宇宙機開発をおこなうPDエアロスペースに追加出資した。
今回の追加融資は宇宙旅行をはじめとする宇宙輸送の事業化に向けたもので、HISの追加出資額は1億9880万円、ANAHDの追加出資額は2億円で、ともに第三者割当増資による発行株式を引き受けた。
PDエアロスペースは2017年7月に、単一エンジンでジェットモードとロケットモードの燃焼モードを切り替える実験に世界で初めて成功。今回の追加融資をもとに、愛知県碧南市のR&Dセンターを現在の8倍の敷地に移転し、19年に日本初の「無人宇宙航空機による宇宙空間への到達および帰還」を実現すべく新型エンジンおよび機体を開発する計画。
なお、今回の第三者割当増資により新たな出資者としてハウステンボスが加わった。今後はハウステンボスのエンターテイメント事業に使用するコンテンツを共同開発するなど、協業も視野に入れているという。