デルタ、全世界で制服刷新、ザック・ポーゼン氏デザイン

  • 2018年6月3日
デルタ航空の新ユニフォーム

 デルタ航空(DL)は5月29日、全世界の6万4000人の客室乗務員や、空港の地上職員などのユニフォームを刷新した。デザインはニューヨークを拠点に活躍するファッションデザイナーのザック・ポーゼン氏が手がけ、米国のアパレルメーカーのランズ・エンドが製作を担当した。

 同社のユニフォームは過去30年間、米国の航空会社の定番である赤と青を基調としていたが、伝統的な米国の航空会社のイメージから脱却をはかるため、メインカラーを米国のパスポートに近い濃い紫色の「パスポート・プラム」に変更。また、デザインの各工程で従業員の意見を取り入れ、洗濯機で洗える素材を使い、ペン用のポケットをつけるなど、機能性を持たせた。

 客室従業員や地上職員などのユニフォームの刷新は2006年以来12年ぶり、整備部門や貨物部門などランプで働く職員の制服は2000年以来18年ぶりとなる。