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ベトジェット、関空/ハノイ線は11月に-羽田就航にも意欲

  • 2018年5月31日

記者会見後の記念撮影  ベトジェット(VJ)は5月31日、関空/ハノイ線のデイリー運航を11月8日から開始すると発表した。5月7日付で取得した国土交通省の外国人国際航空運送事業の経営許可では運航開始予定日を6月24日としていたが、記者会見でVJ副社長のグエン・ティ・トウィ・ビン氏は、就航が4ヶ月以上遅れる理由として「万全の準備をするための措置」と説明した。使用機材は180席のA320型機。

 航空券は6月8日から、VJの公式ウェブサイトなどで販売を開始するほか、日本地区総代理店(GSA)のエア・システムが旅行会社経由で販売する。日本路線のフライトには日本語を話す乗務員が搭乗する。

副社長のグエン・ティ・トウィ・ビン氏  同氏は今後の日本路線の展開について、「次は羽田線の就航をめざしており、早期の認可を期待している。また、日本とホーチミンを結ぶ路線の開設も構想しており、将来的には日本/ベトナム間の全路線を最新型のA321neo型機で運航したい」と意欲を示した。

 VJは07年に設立し、11年から国内線の運航を開始したLCCで、従来のLCCとは一線を画す「ニューエイジ航空会社」戦略を掲げ、機内でのマジックショーやモデルによるファッションショーを実施するなど、エンターテイメント色を打ち出している。座席の快適性にもこだわり、レザーシートを採用している。

 加えて、ビジネス需要への対応にも注力。例えば「Skyboss」運賃では、機内食とドリンクの提供、座席指定、プライオリティーチェックイン、ラウンジ使用、30キログラムまでの受託手荷物無料、チケット変更手数料無料などの特典を提供する。

 VJは昨年、日本航空(JL)と業務提携しており、第4四半期からコードシェアを開始。日本/ベトナム間の国際線および互いの国内線が対象で、今後はマイレージプログラムや機材の運用、メンテナンスおよび地上業務のサービスとトレーニングなどに提携内容を拡大するという。

 関空/ハノイ線の運航スケジュールは以下の通り。

▽VJ 関空/ハノイ線運航スケジュール(11月8日~)
VJ938便 HAN 01時45分発/KIX 07時50分着(デイリー)
VJ939便 KIX 09時20分発/HAN 13時10分着(デイリー)